ちょい投げのジレンマ

りきお

2020年10月29日 23:20

ゴミ問題って絶対に終わらないと思うんですよね。
岩手県においてはパックイソメが売っている限りは終わらないと思うんです。



そもそもみんなキャリアスタートはちょい投げだと思うんです。
そこから自分の好みだとか憧れの魚種が出てきて、ちょい投げを卒業して他のジャンルへと進出していくことが多いことと思います。
そしてちょい投げを卒業する頃には真っ当なマナーを心得ていることでしょう。

岩手の漁港を見てるとちょい投げのゴミが6割でロックフィッシャー様のゴミが3割その他1割ぐらいです。
と、なるとちょい投げ民のマナーが改善されると問題が解決されることになります。
でもちょい投げって一生続ける釣りでしょうか?
そういう釣りではないでしょう。
もし続ける人がいたとしてもイソメ付けてぶん投げるだけで思考停止してる人が漁港とはどういう場所なのか考えることも無いでしょう。

極端な話をすると海にゴミを捨ててもまったく問題は無いんですが、漁港にゴミを捨てることがいけないことなんです。
漁師が海に捨ててるゴミの量は莫大ですがお咎めはありません。釣り人のゴミが微量でありながら直ぐに目につくのは他ならぬ漁港に捨てているからでしょう。
でも自分たちだって目の前の歩道にでも捨ててくれれば良いのにあえて職場の敷地内にゴミを置いていかれたら怒りたくなりますよね。
漁港は漁師の職場です。
そこに釣り人のゴミが目立つようになれば立入禁止になるのは自然な流れでしょう。

このような現状に危機感を抱き、SNSでもマナー向上が謳われるようになり、清掃活動も行われるようになりました。
でも、これらの啓蒙活動ってちょい投げの人らには絶対に届かないんですよね。
だって、彼らはそこまで釣りが好きではありませんから。
ちょい投げやサビキをたまにしかやらない人らが釣りのためにSNSで情報収集するなんて有り得ません。
自浄のようで尻拭いにしかなってないんです。

もっともこの現状が好転しなかったとしても磯やサーフに入るだけなんですけどね、本当に釣りが好きな人は。


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